どうやったら早く出来るかよりも、どうやったら分かりやすくなるかを考える
仕事をしていると、必ず聞く言葉ってありますよね。
例えば「効率化」。
この効率化という言葉、私はあまり好きではありません。
確かに利益を上げるためには大事なことだと思います。
効率化を図ることで時間短縮が出来て、時間換算の利益率が上がります。
空いた時間にはもっと仕事を入れることが出来ます。
もしくは空いた時間の人件費を削ることが出来ます。
良いことではあるんです。
ですが、「もっと早く!もっと早く!」って苦しくないですか?
そういうのが好きな人は良いと思うんです。
「競争」という精神が育まれていたり、元々闘争心が旺盛でそういうのが好きな人とかね。
毎日毎日速さばかりを求められて、急かされて生産する。
疲れます。
人間の脳も体も「いつでも全力100%フル回転!」なんていう感じで作られている訳ではありません。
出来るときもあれば出来ないときもあります。
個々のスキルレベルによっても生産性は変わってきます。
それなのにみんなに同じような生産性を求めるのは、人間を機械か何かと勘違いしているんじゃないだろうか?という感覚を覚えずにはいられません。
作業効率を考える上で大切なこと
前提として「個々の能力値に差があること」は知っておかないといけないですよね。
当たり前のように、みんながみんな同じことが出来るはずだと思い込んでいる経営者はどうかしていると思います。
また、「個々の能力値の伸びしろにも差があること」も気にとどめておくことだと思います。成長スピードにも差があります。
そうすると「人間の能力」以外の部分に於いての作業効率を図れるようになると思うんです。
アプローチの方法の違い
自分自身が、そんなにスピード感のある仕事ができる人ではありません。
じっくり着実にこなしていくタイプです。
思考が淀んでいるときはポテンシャルも低いです。
ですが、「考える時間を減らすこと」が出来ればそれだけ悩んでいる時間というのを減らすことが出来ますよね?
つまり、同じ仕事をするにしても「分かりやすくなっているかどうか」が決め手だと思うんです。
結果的にそれは「早く仕事ができること」につながります。
そしてもちろん自分だけが分かっている状態ではなく、周りの人にも分かりやすい状態になっていることで状況や状態の把握という面で意思疎通がしやすくなります。
「みんなが仕事を理解出来るレベルまで内容を掘り下げておくこと」で、出来なかった仕事が出来るようになる人も出てくると思います。
それが1つの答えだと思っています。
単純に早さを求めたいだけなら
とはいっても、仕事によってケースバイケースなので、分かりやすさだけを求めたとしても別の問題も潜んでいることだってありますよね。
私の個人的な「効率化」の方法としては「分かりやすくる」からとりかかることが多いので、「早くやれ!」と頭ごなしに言われると、ちょっと感情的になってしまう部分もある訳です。
ただ、他にも手っ取り早く個人的なレベルで速さを改善できる要素があるとしたら
- 道具のレイアウトを考えてみる
- 書類の配置を変えてみる
- どこに何があるか分かりやすくしておく
などの、日ごろからの整理整頓は大事なのだろうなと感じます。
そういうところからも、少しずつ時間を集めていくことが出来ますよね。
会社レベルで考えるなら
- 何に時間を取られているのか考えて無駄なところから切っていく。
- 能力に合わせた人員配置を考える。
- 新しい道具を導入する。
などもありますよね。
必要に応じて、やれるところからやっていけたらいいですね☆