何をどう頑張ったとしても、絶対にそれを飛び越えていく者がいるんだよ
上には上がある。
ただそれだけのことなんだ。
上を目指して頑張ることは悪いことではないのだけれど、目指していたところまで成れないと分かったときのその落胆と悔しさ。
認めたくない自分。
そういうところに堕ちると、辛さだけが付いて回る。
その辛さの砦から出るためには、さながら脱出ゲームのようにあっちへ行き引き返し、こっちへ行き穴に落ち、登っては転げ落ち、穴から出ようとすると蓋がされる。
そんな中をくぐり抜けていかなければならなくなる。
何かを胸に抱えながら、苦しい戦いを強いられる人生になる可能性が十分にある。
先に図解で説明しておくとこうだ。
量をこなし、質を上げて、オリジナリティがちょっとずつ芽生えながら、それに加えて勉強もしながらコツコツ、コツコツ頑張ったとしよう。
ゆっくりゆっくり成長出来ると思う。
だけど気が付いたら後から出てきた者にスパーンと追い抜かれてしまっているなんてことはよくある話。
もしかしたらコツコツやってるサイクルのスピードが全然違うっていうこともあるだろうし、持って生まれた何かも違うっていうこともあるだろう。
そんな人たちを何人も見てしまうと「あぁ、自分のこの道は、どうにもならないんだなぁ」と感じてしまう日と遭遇するだろう。
もしそうなってしまっても、時間だけは勝手に過ぎていってくれるから、今日は今日で適当に生きて終わっていくだけだから、少し気を抜いて生きてみてもいいんじゃないかい?
抱えた闇が軽くなるかもしれない。
彷徨ってる間に何かが見つかるかもしれないし、何も見つからないかもしれないけれど、何かに向かっていた事実だけはそこに残っている。
やらなかった訳じゃない。
やってみたけどダメだった。
ただそれだけのことじゃないか。
な?
自分がそこに行けなくても、そこに辿り着いて活躍しているものすげーやつらが、自分の代わりに頑張ってくれていると思えば少しは救われるだろう?
救われないって?
悔しすぎるって??
叶わない夢の1つや2つ絶対にあるものなのにな。
夢に希望を抱かせすぎる世間の風潮はどうにかならないものかね?
「絶対に夢は叶う」なんて、ありゃ嘘だ。
綺麗ごと、書きすぎている。
初恋は実ったかい?好きだった人と全員付き合えたかい?会いたい人に会えたかい?
夢は叶ったかい?
夢に「絶対」なんていう言葉を付けるから、純粋な人は信じてしまうんだ。
夢が叶った人が後付けで「絶対」と言っているだけなのだから。
叶った人にとってはそれが100%なんだから「絶対」と言えるに決まっている。
そこだけが取り上げられて、良い話だなぁーって広まって、信じる。
夢信者が生まれてしまう。
夢を持つことも希望を持つことも悪いことじゃないし、生きがいを持つためには良いことなのだけれど、夢に挫折したときの処方箋までは無いからな、こじらせる人は呪いのレベルまで落ちてしまうのだ。
呪いを解くカギは「あきらめて、受け入れなさい」というくらいしか、今のところはないかな。