人生につまづきながら生き方や働き方を模索していくブログ

どうにも社会人として会社に馴染めないとか、生きるのがちょっと疲れちゃってたりとか、生き方とか働き方に疑問を持ってたりとか、なんかそんな事とかそうじゃない事とかをのんびり書いていくブログ。

過敏性腸症候群になると生涯所得が下がる。

前回の記事。

search-life-work.hatenablog.com

 

過敏性腸症候群、特に下痢型の場合は朝の出勤前の時間が特に辛いというようなことをこれまで書いてきました。
また、誰かに会う前とか、食事に出かける前などにも、緊張や不安からお腹が痛くなって下痢をしてしまう、というようなことも書きました。

これがつまりどういうことかというと・・・

大事な時に使い物にならねぇ!

ということなんですね。

 

 

朝早く仕事に行くことは非常に厳しい

過敏性腸症候群の下痢型の場合は朝から戦争です。
自分との戦いです。
朝ごはんを食べるとお腹が痛くなって何回かトイレに駆け込むことになりますからね。
それが前提です。

朝8時からスタートの会社に勤めていたとしましょう。
通勤に20分かかるとします。
すると自宅を出る時間はだいたい7時30分くらいでしょうか。
朝6時30分くらいに起床して、朝ごはんを食べ、トイレと格闘しながら身支度を整え。
もう大丈夫かな?もう出ないかな?と不安になりながら出かける前に最後のトイレに向かい、そして家を出る。
これが週5回、毎朝繰り返されます。 
特に朝に弱い体質の場合は「朝が辛い、お腹が痛い、トイレが辛い、緊張と不安」となにかと材料が揃ってきて、もしその日の仕事がちょっとでも気になってしまうものだったら追い打ちです。はい、今日も朝からつらい。

そうなると必然的に朝が早い会社を避けるようになってきます。
辛さのコンボのどれかを減らすなら、手っ取り早いのは始業時間が遅い時間の会社を選ぶことです。

始業時間の遅い仕事はパートの仕事の方が探しやすいです。
正社員だと、どうしても8時〜9時の始まりになります。
9時なら結構大丈夫なんですけれどね。
いいな、って思った会社が8時始まりだと、そこですでに敬遠してしまいます。

パートで働いているのが今の現状なのですが、確実に所得は減ります。
正社員で働いていた頃の3分の1とか4分の1くらいでしょうか。

 

大事な約束前にお腹が痛くなるので商談に響く

出張、プレゼン、ミーティング。
社会人になるといろいろな場面に出て行くことになりますよね?
そんなときも過敏性腸症候群の下痢型は絶大な威力を発揮します。

その時間が近づいてくるとタイミングよくお腹が痛くなってタイミングよく下痢をします。狙い撃ちです。
さっきまで落ち着いていたのに・・・。
不安と緊張に耐えられなくなってくるんですね。

これから元気な顔をして大切な人に合わなければならないのに「あれ?あの人なんかゲッソリしているよ?」なんてことになってしまいます。
戦う前に、戦わずして疲れています。
もちろん気丈に振舞って頑張る訳ですが、どこか覇気のない感じになっているやもしれませんね。

会社の面接などの時も、近場のトイレでしばらくこもってから向かう、ということも今まで何回かありましたし、本来しなきゃいけない心配以外のところで、上乗せで心配事が発生している苦行です。

今のところ何かの本番で失敗したことはありませんが、その数分前までがとてもゲッソリしてしまうことが多々ありました。 

そして、その本番でのゲッソリ感を回避するために、そもそもそのイベントには参加しないという拒否権を行使することによりお腹の安定を保っていたこともありますが、それは逆に自分にとってのチャンスが逃げていった・・・とも考えられ、機会損失となっていた可能性もあります。

この機会損失が、もしかしたら所得に響いていたかもしれないですよね。

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踏ん張りたい時に踏ん張りが効かない

「不安・緊張・恐怖から回避するためにお腹が痛くなってくれているのかもしれない」という良い意味で捉えれば自己防御機能なのですが、過剰に働きすぎてしまているため、立ち向かいたいのに出鼻を挫かれるという現象になっています。 

きっと守られているという安心感が得られなかった生い立ちもあるのかもしれません。
自分が生きていてもいいという自信が持てていないからなのかもしれません。
コンフォートゾーンは居心地がいいです。
安心感があります。不安や緊張もありません。
守られていて保守的です。

ですが、そんな場所にずっといられるわけではありません。
どうにかしなきゃいけない状況になることだってあるのです。
立ち向かわなければならない場所に立たねばならぬ時もあるのです。
だって人生だもの。

もちろん本当にダメなことからは逃げたっていいのだけれども、「いや、このくらいなら全然平気なはずでしょ?」って自分で分かっている事に対してでも、お腹が反応してしまうのです。そんなときの不甲斐なさと言ったらもう・・・。

そのくらいの緊張感だけなら踏ん張りが効いてくれてもいいのになっていう時でさえ反応してしまうのが、この過敏性腸症候群の辛さです。

 

すぐにお腹が痛くなるということは、働くことに耐えられない

ちょっとタイトルも過剰ですね(笑。
ある程度は働く事に耐えられます。全然耐えられない訳ではありません。
だって私、働けているもの。それなりに。

でもそれなりに。です。
人によっても、自分自身の中でもケースバイケースなので、耐えられる事もあれば耐えられない事もあるというのが正解に近いのかな?という感じではあります。

1日8時間で週5日で働くということのストレスに、何年耐えられるのか?
どのくらいの確率で自分が矢面に立つ事のストレスに耐えられるのか?

想定しなきゃいけないことがいくつかありますよね?

その想定の中でなるべくお腹が痛くならない最善を選ばなければなりません。
今の自分がどのくらいなら立ち向かえて、踏ん張る事ができるのか。
そのポイントを割り出さなければなりません。
無理をしすぎてすぐにお腹を壊してしまうような状況になってしまうと、ボロボロになるまで我慢して体をさらに壊してしまうことにもなりかねません。

非常にデリケートなのです。
崖から突き落とされて這い上がって来れるようなエネルギーはないのです。
きっと突き落とされたら物理的に死んでしまうことでしょう。

要するに「ちょうどいいところ」を見つけなければならないということなのです。 

 

おわりに

過敏性腸症候群であることがストレスであると同時に、ストレスから心を守ろうとして過敏性腸症候群になっていることもある。
その両面を見る限り、どちらも正しいのです。

自分にとってのストレスであるものの、別のストレスからは回避できる理由付けになっている。

哲学的です。違う??あれ??

過敏性腸症候群が治るということは、大げさに言うと世の中の不安や恐怖にも立ち向かえるということ。しかし、この言葉だけで解決とするならばそこには「精神論」しかないので、それは大いに危険性のある話。「うつは甘え」と言っている事と同じ事。
そういうことじゃない。

 

この記事で何が言いたかったかというと、過敏性腸症候群で腹痛や下痢を訴えるようになると、働く時間が制約されたり、仕事中にお腹が痛くなったりして大切な機会を逃す事になるかもしれないねってこと。それが回り回って所得に影響してくるかもしれないねってこと。

この記事はこれでおしまい。

 

つづく。