人生につまづきながら生き方や働き方を模索していくブログ

どうにも社会人として会社に馴染めないとか、生きるのがちょっと疲れちゃってたりとか、生き方とか働き方に疑問を持ってたりとか、なんかそんな事とかそうじゃない事とかをのんびり書いていくブログ。

昨日の夜のEテレで放送されていた「達×達」

テレビをつけていたら、「あ、桃紅さんだ」と思ってしばらく見ていました。
篠田桃紅さんを知ったのは割と最近のことですが、その生き方に少なからず私は感銘を受けています。

昨日のテレビではこのようなことをおっしゃっておりました。
「文化とは迷い」

迷いって文化なのか!!
と、なんだかびっくりしました。
そういう考え方も、捉え方もあるのかと。
面白いです。
「人生に迷うことがいけないこと」「迷っていることがよくないこと」のような風潮のある世の中で「別に迷っていてもいいんだ」と「迷うことが人間として当然のこと」なのだととても肯定的に捉えられる意見でした。
迷うことで生まれてくる生き方や考え方や文化がる。
そういうことですね。
そういう生き方もありなんですよね。
私は桃紅さんの生き方にとても興味が湧きます。

そして、最近の若者の「やりたいことがない」という悩みに対しての答えとしてこのようなこともおっしゃっておりました。

今の若い人達が”やりたいことがない、みつからない”と言っているのは、私ら年寄りが若い人達に魅力あるものを見せてあげることが出来なかったからだと。私ら年寄りの責任だと。
憧れとか楽しそうとかそういったものがないと、やりたい!がでてこない。
魅力がある世の中じゃない。魅力がある世の中を作ってあげられなかった。

と。
全文うまく覚えているわけではないのでニュアンスとしてですが、だいたいこのような感じだったと思います。


なんだか心にズドンと来ました。
そういう風に考えてくれている方もおられるのだと。
もうちょっと自分にも何かできるかもしれないと。
気持ちが少しだけ新しくなりました。


「やりたいこと」を自分で勝手に見つけられる人は幸せだと思うし、人のやってる何かを見て感じて「やりたい」に変わってやっていける人も幸せだと思う。
でも「やりたい」が見つからなくて「迷って、踠いて、そうして生きること」もまた1つの人生であって。


生き方に迷い続けている自分にとっては、とても心に沁みる番組内容でした。