母にカバンをプレゼントしたお話
もう5年以上も使っていただろうか。
もうそれはボロボロだった。よく使ってくれたと思う。
私は何年かに1回定期的に母にカバンと財布をプレゼントしている。
母は自分で財布やカバンを買わない。
きっと「新しく買うお金がもったいない」と思っているからだろう。
貧しい生活、節約する生活が板についてしまっている。
我慢しているうちにそれが普通になってしまったような感じかもしれない。
「使えるうちは使う」がモットーだ。
でも、ある程度身なりを整えることは大事だ。
使っていて味が出てくるものなら良いのだけれど、小汚い感じになってしまっては好ましくないきがする。
ものを大切にする、という意味では良いことだし、私もそれを受け継いでいると思う。
要は切り替えのタイミングが重要なのだ。
今回はもう限界まで使ってくれていたと思う。
例えばカバンの淵に使われている合成皮革がボロボロになって剥がれてきていた。
・・・あ、この前の私のカメラカバンと同じような感じだ。
母は日常使いでどこに行くにもカバンを持ち歩くので使用頻度もなかなかのものだ。
それもまた私も人のことを言えた口ではないけれど。
さて、そんなカバンを数ヶ月前から気にしていた私。
やっと買い換えることが出来た。
昨日「カバンを買いに行こう」と母とお店へ。
私も収入が収入なので、それほど高い買い物は出来ないのだけれど、母にとって使い勝手の良いものが丁度あって、それを購入した。
母自身もカバンがボロボロになっていることは口には出さないけれど気にしていたようで、新しいのが買えてとても喜んでいた。
とても気に入ったようだ。
それはよいことだ。
喜んでもらえたならなによりだ。
これで私も1つ気にしていることが解消された。
次は財布だな。財布も年季が入っている。
↓買ったものと雰囲気は違うけれど、中が3つに仕切られている感じは似ているかな。