ありがとうの魔法
今回は職場や仕事での「ありがとう」について書いてみたいと思います。
みなさんは仕事場で「ありがとう」を言うクセをつけていますか?
仕事なんだからやって当然、やってもらって当然、という意識でいませんか?
仕事なんだからやることが当たり前。
確かにそうかもしれません。
やらなきゃ仕事は動かない。止まってしまう。
仕事をしなければお金も発生することはない。
でも仕事をしているのは人間です。
ロボットが仕事をしている訳ではありません。
偶然その職場に集まった人が、偶然同じ仕事をしている。
そんな偶然は当たり前ではありません。
- 感謝の気持ちを伝えることは大切
- ささやかな気持ちのありがとう
- 気持ちを伝えるありがとう
- ありがとうの効果・効能
- ありがとうとすぐに言葉に出来るクセを持つこと
- 意に介さない反応をされても気にしないこと
- もしかすると「ありがとう」を期待している人もいるかもしれない
感謝の気持ちを伝えることは大切
今、同じ職場で働いている人はみんな違う性格です。
あなたはあなた一人です。
あなたが生まれ育ってきて得た価値観とは違う価値観の中で生きています。
あなたが「当然」だと思っている言動は、別の人にとっては「当然」ではないかもしれません。
異質なものかもしれません。
違う価値観の中で生きている人と「そこに居ること」を認め合うには「感謝の気持ちを伝える」ということが大切です。
ビジネスライクだから別に他の人は関係ないという方もいらっしゃるかもしれません。
そのスタンスが正解の会社もあるかもしれません。
仲良くしてしまうと自分が飲まれる会社も存在しているでしょう。
でも、あったかい人や優しい人や当たり障りのない人たちが集まって形成されている割と居心地の良いかもしれない会社であるならば、さりげない会話の中に感謝の言葉やごめんなさいが気軽に紛れ込んでいることでしょう。
お互いに感謝しあえる会社は幸せな会社になっていくんじゃないかなって思います。
ささやかな気持ちのありがとう
ささやかな、そして気軽な「ありがとう」は大切です。
それがあるだけでコミュニケーションをフラットに保つことができます。
例えば何かを借りて返すとき。
例えば何かを探していて見つけてもらったとき。
普通に言えていますよね?
もしこれがなかったとしたら?
何かを返すときに「ありがとう」がなかったら、貸した人から見たら「ん?」と心に引っかかるものを感じることでしょう。
探し物を見つけたのに探していた本人から「ありがとう」がなかったとしたら?そっけなく受け取られたとしたら?
「こういう人もいるんだな」と思ってもらえるくらい心の広い人だったら良いかもしれませんが、ある一定域の価値観にいる人からみたら、やっぱり心に引っかかりを感じてしまうことでしょう。
コミュ症だから恥ずかしくて「ありがとう」が言えない。
言えるときもあるけれど、何かタイミングを逃しちゃて言えないこともある。
そんなケースもあるかもしれません。
そういうときはちょっとニコってしながら頭を下げれば良いですよ。
まずはそこからスタートして、徐々に口に出していけるようになったらバッチリです。
気持ちを伝えるありがとう
ささやかなありがとうは人間関係を円滑にしますが、気持ちを伝えるありがとうはつながりを強くできます。
例えばこんなことがありました。
実は私、親会社の方の中にちょっと話しかけづらいタイプの人がいます。
そんな中、仕事でトラブルが発生したときにその方に助けて頂きました。
直接やりとりしたのはその方とではなかったのですが、後から「実はその方が動いてくれたんだよ。」と別の方から教えて頂きました。
「そんな、、、そうだったの!?」と思った私。
すぐに電話をしてお礼を伝えました。
「助けて頂きありがとうございました」って素直に伝えました。
するといつもはムスッとしている(失礼)その方も、明るい声のトーンで「大丈夫、大丈夫。」って優しく声をかけてくれたのです。ついでに余談もしてくださいました。
相手の明るい声のトーンが聞けると嬉しくなります。
感謝が伝わると嬉しい気持ちになります。
言われた方も嬉しいかもしれませんが、自分自身も嬉しいのです。
そこから会話が広がるということが、さらに嬉しいのです。
ありがとうの効果・効能
こういう書き方をすると味気ないのですが、メリットしかないので箇条書きにしてまとめてみたいと思います。
※用法や用量も守る必要はありません。「ありがとう」は何度でもご使用頂けます。
- 相手の気持ちをほぐすことができます。
- 円滑な人間関係を築けます。
- 時には相手の心にものすごい力を届けます。
- 何故か自分の心にも温かさと優しさが宿ります。
- お互いが気持ち良い状態になります。
- とても優しい気持ちで仕事が出来ます。
- ありがとうが「相手を認めている」ということにもつながります。
ありがとうとすぐに言葉に出来るクセを持つこと
「ありがとう」が一番力を発揮するのはその瞬間です。
時間が経てば経つほど効果は薄くなります。
そう、「鮮度」が大切です。
気持ちが新鮮なうちにストレートに使ってしまいましょう。
「ありがとう」が、すぐに、その場で言えるようになると良いことしか起きません。
言えるクセを持っておくととても幸せに過ごせると思います。
意に介さない反応をされても気にしないこと
時々。
稀なケースではあるのだけれども。
「ありがとう」が伝わらない相手もいます。
「感謝されて当たり前」だと思っているのかもしれないし、「ありがとう」が受け取れないなんらかの価値観を持っているのかもしれません。
そういう人を相手にして「ムッ」としてしまうでしょうか?
何か一言でも返してくれたら良いのに。
返事くらいしてくれても良いのに。
そう思ってしまいませんか?
私はまだまだ思ってしまうことがあります。
思ってしまうことも自分の素直な反応だと、自分を認めつつ。
それでも「ムッ」としてしまったということは「相手に反応を求めている」ということがわかります。
相手に反応を求めているということは「見返りを求めている」ということです。
つまり「感謝」に「見返り」を求めてしまっているのです。
そんな感謝は薄っぺらい感謝になってしまいます。
「あー、それではいけないな。」と自分で自分に戒めたりしています。
とっさには忘れがちなのでまだまだ全然修行中という感じなのですが。
もしかすると「ありがとう」を期待している人もいるかもしれない
自分が感謝されることで自分の存在意義を確認している人。
と、言い換えることも出来ます。
「ありがとう!」って言われたい。言われることでハッピーになる。
そんな感じでしょうか。
相手のそれがわかってしまうあなたはきっと繊細です。
もしくは洞察力があります。
相手の気持ちを汲み取ることが出来ています。
欲しい時に欲しい言葉を投げかけるということ。
それは「分かってくれている」と思ってもらえるということ。
逆に振り回されてしまわないように、たまにはふてぶてしくなってくださいね(笑。
けれど、相手がありがとうって言って欲しいんだなって感じちゃったのなら、もう遠慮なく「ありがとう!」って言ってあげてください!
だってありがとうに悪意はない。
一言で解決です。
(・・・あ!?嫌味っぽくありがとうって言う人もいるか!?・・・それは冗談に該当するケース??・・悪意のありがとうもある??←ここはまだ私の思考がまとまっていません。)
今回は仕事や職場での「ありがとう」に触れてみました。
でもワークの世界のありがとうにとどまらず、ライフの世界のありがとうももちろん大切です。
「ありがとう」を大切に生きていきたいですね。