あなたに対しては怒ったりとか嫌いになったりしないと思うよっていうセリフはフラグだよね?
出会って、しばらくたってある程度お互いのことが分かってきた時にでてくるセリフに次のようなものはありませんか?
「あなたに対しては怒りを感じたりすることはないと思うよ」
「あなたに対しては怒ることはないと思うよ」
「あなたのことを嫌いになることは無いと思うよ」
もうね。
フラグが立った匂いがプンプンしますよね?
私はこのセリフを言われた人と、友人関係、恋愛関係が今でも続いているという人はいません。
私がいないだけなのかもしれないですけれど、確率的にはうまくいかない方が多いのではないかと勝手に思っています。
統計データを取ってみたら面白そうです。
どなたかやってみては頂けないでしょうか?
(はてなにアンケの機能ってないのかな?あったらやってみたいな。)
出会って仲良くなれた直後というものはお互いに好感を持っている段階だし、まだ相手の表層部分でのみの感触で「この人とはうまくやっていけそう」というある意味楽観的な判断によるところが大きいと思います。
しかし友人関係や恋人関係も長くなってきて相手のことが分かってくるようになると
「あれ?なんか違う。」
って思う時がいつか出てくると思うんです。
そのときに感じる「なんか違う」は「良い意味でなんか違う」だったらもっと仲良くなれると思うのですが、「悪い意味でのなんか違う」だと、相手の欠点ばかりが目につくようになって、挙げ句の果てには連絡も疎遠になり、お互いの関係性がなくなってしまうことになるでしょう。
そのとき、なんでだか分からないけれど「あなたとのことは嫌いにはならないと思うよ」って言われた相手から「嫌われることになる」とう現象の発生率の高さには驚きを隠せません。
うまくいかないものですよね、人間関係って。
しかし、仲良くなってきた初期段階でこのセリフが出てくる裏の意味としては、不仲になることを回避させたいという思惑が隠れているのかもしれないと考えることが出来るかもしれません。
相手との距離感や雰囲気を察知して「仲良くやっていけるかもしれないけれど、何か違いも感じている」というとき。
「これから一緒に仲良くなっていこうね」っていう歩み寄りの意思表示。そして険悪な雰囲気になることを回避するためにお互い気遣いが持てるようになるようにする言葉としてのチョイス。
お互い気遣いながらやっていけば、不仲を極力避けることが出来る可能性が高くなりますもんね。
もしくは最低限の社交辞令で言っている場合もあるかもしれませんけれども。
本当に仲良くやっていけれる人とはそういう言葉なんて使う必要がなくて、「ナチュラルに仲がいい」状態を保てていけるものなんですよね。
そういうところから考えると、やっぱり冒頭のセリフはフラグ。
そして不仲になった暁には見事に「フラグ回収」ってところでしょうか。