人生につまづきながら生き方や働き方を模索していくブログ

どうにも社会人として会社に馴染めないとか、生きるのがちょっと疲れちゃってたりとか、生き方とか働き方に疑問を持ってたりとか、なんかそんな事とかそうじゃない事とかをのんびり書いていくブログ。

激しく部下を叱責する上司のもとで働くことは不幸だと思う

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これは前職で見てきたお話。

 

人間だもの。
仕事でミスをした部下を責めたり叱ったり怒鳴ったりしたくなってしまうことはあると思う。
でもね。
感情をストレートに表現してただただ従業員に対して怒ったり怒鳴ったり嫌味を言ったり。
それじゃあ従業員は反省するを通り越して「もう会社に行きたくない」となってしまうと思うんだよ。


「ただ仕事さえしてくれていれば、他は別にかまわない」その人のいないところでそう言っていたのを聞いた。
きっとその上司は裏切ることも裏切られることも経験してきたのだろう。
経験上ひどい仕打ちをされたことがたくさんあったのだろう。
だからなのだろうか。 人を信用していないような発言をたくさんする。


「また間違えやがったのか」
「人のミスは俺はカバーしたくない」
「何回同じような間違いをすれば気がすむのか」
という発言が出る。
怒鳴る。嫌味を言う。
わりと日常的に険悪な空気が会社の中を流れていた。
会社の空気が乱れていた。

そういうことを率先して社長がやっていた。
そう、その上司というのは会社のトップである社長。
社長だから威張っていていい。とでも言うのだろうか?

怒鳴ったり嫌味を言うことでミスが減るのなら簡単だ。
本人が真面目にやってなかったわけではない。
真面目にやっているけれどもミスも出てしまうという感じだった。
もっと理論的な対策を取らなければならなかったはずだ。

怒鳴られて、嫌味を言われて。
それで泣いてしまった従業員もいる。
本人もミスをしてしまったことは悔しいのだ。
それをあえて追い討ちを掛けるようにまくし立てる。
反省しないタイプの人になら言うことは言わなければならない。
しかし自分で反省する&落ち込むタイプの人をさらに責め立てたらどうなるかくらい想像付くだろう。
いや、その上司は想像できないからそういうことを言ったのか。
想像よりも先に感情が優先されたから言ったのか。


ミスをしてしまったことに対しての原因と対策を立てることは大事なのでもちろんそれはやるのだけれど、伝え方や叱り方というのが感情的になりすぎていた。

また、友人の働く土木会社では殴るという行為による叱責もあったとうケースを聞いた。 完全にアウトだ。 そんな会社で働く従業員は不幸だし、とっとと辞めてしまった方がいい。

日本にある会社で、体育会系や職人気質の会社というものはどうしても激しい口調での叱責や体罰での叱責というものが風習として残っているような気がしてならない。
そしてこれはしばらくの間なくならないだろうと思う。

 

逆に私は叱るこができない。 どうしてもミスを優しく伝えるだけになってしまうので、緊張感が足りなくて舐められてしまっている感じもある。
しかし自分も人間だから間違えることがある。
そういうときに周りに助けを求めなければならないときだってある。
普段から怒鳴ったりしている人が間違えたとき 「自分だって間違えてるのに、何を偉そうに言っているんだ!」 「誰が助けてやるもんか」 「(助けてはくれるけれど)内心見下されてしまう。 」といったようなことになる。
逆に普段からお互いのミスがカバーしあえるような人間関係が出来ていれば、お互い気持ちよく仕事が出来る。 ような気がする。
責め合ったりすることも少なくなるだろうと思う。
そういうことを考えると、優しく伝えた方がいいなと思うところもあって、私は人を叱ることが苦手だ。単純に嫌われることを恐れているだけという面もあるけれど。

「叱るときには叱れる上司」というのも存在としては大切だけれど。 なんにせよ「叱り方」というのは難しいものだと感じた。

そして暴力的で攻撃的な上司を持つ部下は不幸だなと思った。

 

(記事作成:2017.02 記事調整:2018/08)

 

 

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