人生につまづきながら生き方や働き方を模索していくブログ

どうにも社会人として会社に馴染めないとか、生きるのがちょっと疲れちゃってたりとか、生き方とか働き方に疑問を持ってたりとか、なんかそんな事とかそうじゃない事とかをのんびり書いていくブログ。

過敏性腸症候群に悩まされ続けている

過敏性腸症候群ってなんなの?

もうこの症状もずいぶん社会に浸透してきているので、あえてここで説明する必要はないのかもしれませんが、簡単にサラッと書いておこうと思います。

過敏性腸症候群(IBS)とはストレスがかかることにより小腸や大腸の機能に異常が現れることを指します。
下痢型、便秘型、混合型と呼ばれるものが一般的です。
また、過敏性腸症候群だけでなく、その他の疾病(自律神経失調症など)を伴っていることもあります。

過敏性腸症候群だけの解説を始めると、それだけでものすごいことになるので割愛させて頂きます。

症状について詳しく知りたい方は、各自検索をお願い致します。

 

過敏性腸症候群の始まり

他の記事でも以前書いたような気がしなくもないのですが、改めて書きます。
私に過敏性腸症候群の症状が現れ始めたのは19歳頃でした。
当時専門学校へ通う学生でした。
毎朝の通勤ラッシュに揉まれながら1時間ほどかけて学校に通っていました。

馴染めない学校生活のストレスからだと思いますが、通学途中の電車の中でお腹が痛くなることが多くなっていきました。
途中下車すると時間が厳しくなるので、なんとか目的の駅まで我慢して駅のトイレに駆け込んだり、学校まで早歩きで向かって学校で用を足すということをしていました。

我慢するのが本当にしんどくて、よく堪えていたなと思います。
正直学校に到着するまでに体力を奪われてしまっていてげっそりしていたと思います。

そんな学校生活でしたので1年少々で通うのをやめてしまいました。
これが、私の過敏性腸症候群とのお付き合いのスタートでした。
私は下痢型の過敏性腸症候群でした。おならも出やすい体質です。

 

過敏性腸症候群で人生が狂う

学校をやめてから引きこもり生活がしばらく続いていました。
1年くらい引きこもったあと、派遣で働き始めました。
しかし朝からお腹の状態は最悪です。会社に到着しても始業ベルが鳴るまではトイレの中にこもっていました。なるべく出すもの出しておきたかったので大切な時間でした。

そしてトイレにこもっていたとしてもタイミング的に就業中に行きたくなることもあります。ラインの工場でしたので、途中でトイレに行くには代役を呼ばなければならなかったので、それもはずかしくてストレスでした。午前中は気が気ではありませんでした。

午後になると症状が落ち着き始めるのですが、げっそり感がぬぐいきれずなんだか辛い仕事になってしまっていました。仕事の内容は流れ作業の単調なもので飽きてしまうという辛さもありました。ある程度頭を使える仕事の方が楽しいです。

そんなこんなで半年の満了を持って派遣を終えました。契約更新をする気にはなれませんでした。

そこからまた半年間引きこもりました。
次に始めたアルバイトは午後からの時間を選択させて頂けたので、思ったよりも快適でしたが、そのころは「過剰にトイレに行きたくなる気がする」という不安症も抱えてしまっていて、「トイレに自由にいける環境にないと安心できない」という刷り込みが生まれてしまっていました。 

この頃から「トイレに行けない状況だと脳が判断するとお腹が痛くなり、催しかねない状態になる」ようになりました。

正社員での働き口が見つかったので転職しました。
正社員ともなると朝8時から始業というケースも多いと思います。
まさにそれでした。

出社前、家では2、3回トイレに駆け込み下痢。
それでも足りない時は会社についてすぐにトイレ。という感じでした。
午前中はやはりあまり状態がよくなくて、午後になると落ち着くという感じです。
この会社もストレスから2年半で退職。

また半年間引きこもりになりました。

次も正社員で働き始めました。
朝お腹が痛くなってトイレに3回程度は駆け込み下痢をする。
会社に行っても午前中は不安定。
このスタンスがもう定着してしまっていました。

次のパート職員のときも、そして今のパート職員のときでも。

会社に行く前には必ずお腹の調子がおかしくなり、トイレに何回か行かないと安心できず、会社でも午前中に1回は下痢をしている確率が高いです。

もはや「お腹が痛くなって下痢をする」というのは儀式みたいなものになっています。
そして朝からゲッソリ、疲労困憊な状態で仕事です。
もしお腹を壊していなかったら、それだけでもストレスが軽減されていることでしょう。お腹を壊すだけで辛い。そういう日常なのです。

これでは朝が気持ちいいなんて思えるはずありません。

 

土日になると症状は緩和するけれどもまた月曜日が怖い

過敏性腸症候群の特徴として、ストレスがかかっていない時はその症状が現れないことが多いです。
土日になると割と収まっています。
土日は朝食を取らないということもあるのかもしれません。
トリガーは朝食。と、考えられないこともないのですが、仕事行く日に朝食を抜くのは午前中のエネルギー不足にもなってしまいますので、無理やり朝食を摂っている感じです。

土日は割と腹痛から解放されているので気分が落ち着いています。
やはりお腹が痛くないのは嬉しいものです。

しかし、絶対的に土日はお腹を壊さないのかと言われるとそうでもなくて、何かを食べると・・・ということもあります。

でも繰り返しますが、土日は楽です。

そしてまた月曜日が怖いのです。

 

過敏性腸症候群で外出が怖くなる

どこへ行くのにも「お腹が痛くなるかもしれない」がついて回ります。
もうそれは会社へ行く前の時間だけにとどまりません。
なんらかのイベントごとの出かける前にはお腹の状態が悪くなります。

出社前は先ほどから常づね書きましたが、

  • 友達との会食前
  • 友達との旅行前・旅行中
  • 友達とドライブに行く前
  • 取引先の人と会う前
  • 誰か人に会う前
  • いつもと違う場所へ行く前
  • 気を使わなければいけない相手と会う前、食事前
  • 乗り物に乗る前

などなど。
少しでも緊張するといったようなケースでことごとく不安になりお腹が痛くなります。
1日の中でもそれをする1回目の時が特にです。

その日の体調や気分によっても症状が左右されることも多々あるので、軽い時から重い時まで様々です。

「不安と緊張」が大敵です。

こうなってくると外出そのものが怖くなります。
安心して行ける場所以外はすべてNGになってしまいます。

そりゃあ引きこもりたくもなりますよね。
外出を繰り返すことによって、耐性がついて克服されるというならば良かったのですが、一向に治る気配がありません。

 

もう17年くらい過敏性腸症候群に悩まされ続けている

こうやって数字にしてみると本当に長いですね。
長い間・・・ですね。17年間。
そんな年数、ずっと毎朝の腹痛と闘ってきたのです。
さぞ辛かったことでしょう。私。
辛かったですよ。私。

よく頑張って生きてきました。

敢闘賞です。
しかしまだ闘いは終わっていません。
これからも続くのです。

 

大きなトラウマになっていることは、専門学校時代のある重要な講義の時「講義ホールの鍵を閉められて密室にされ重々しい空気感が漂っていた」ことでしょう。
あの居心地の悪さと言ったらもう・・・。

 

過敏性腸症候群を治したいと挑戦はしてみたけれども・・・

これまでも何度か過敏性腸症候群を治したいなと思って挑戦したことはあります。

ヤクルトを続けてみたり、ヨーグルトを続けてみたり。
けれど1年くらい続けてみても変わらなくて諦めてしまいました。

またある時は心療内科のカウンセリングの時に、この症状の話もしてみたのですが向き合ってもらえず。いつもなんだか的外れな感じがしてしまって心に届きませんでした。

結局のところ「不安と緊張」が消えて「自信」を持って生きることが出来るようにならない限り治らないのではないだろうか?と、そういう考えに至るようにもなりました。
しかし、もっと何か簡単なところから無いだろうか??

また模索し始めました。
だって、もう少し楽しく生きられるようになりたいですもの。

 

つづく。

search-life-work.hatenablog.com

 

  

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