自分と似たような性格の人と一緒にいて居心地が良い場合と悪い場合
生きていると自分と似たような性格の人とお知り合いになることってありますよね。
「あ、こういう時にこう感じるんだ!」っていうのが共有できたり、行動や会話のペースや内容、言葉遣いなどから滲み出てくる「自分と似ている」という感覚。
それがきっと「親密感」や「共同体感覚」に繋がるのでしょう。
「私と同じだ!」「私と似ている!」って。
だから仲良くなりやすいし、一緒にいて楽しいとか居心地がいいとか感じられるのだと思います。
しかし実は自分と同じような性格の人と一緒にいてプラスに作用する場合とマイナスに作用してしまう場合もありますよね。
よく言われる「自分の鏡」というものです。
自分の良い面はプラスに作用して、マイナスの面はマイナスに作用してしまうということです。
相乗効果で楽しさ倍増、憎さ倍増というものです。
プラスに作用する場合
自分と似たような性格の人と一緒にいた時に、良い面がうまくかみ合えばとても居心地がいいですし楽しいです。
この人とはとても仲のいい友達になれそうな気がする!とか思ってしまいます。
居心地がいいので関係を長く続けられるかもしれないという予感や、心を寄せてしまいたくなることでしょう。
考え方、感じ方、行動パターンが似ているので、ふとした瞬間の小さな楽しさがたくさん出てくると思います。
マイナスに作用する場合
これは自分自身の悪い性格の部分と、相手の悪い性格の部分がぶつかり合ってしまった時に起こります。
例を挙げてみましょう。
- 「何か」にこだわりを持っていて曲げない意見を持っている時。
- わがままで気まぐれで喜怒哀楽の変化が激しくて「切り替わり」が読み取れない時。
まるで自分の相手をしているようで、とても気まずい雰囲気が漂います。
そのこだわりのポイントが同じなら良いのですが、さすがにそこまで同じというのは相手に求めすぎですし期待しすぎです。
そこはあくまでも違う人間だという認識で考えないといけないのですが、性格が合う場合と合わない場合の両方が存在しているため、相手に対してとても複雑な感情を抱いてしまい、混乱してしまうこともあるかもしれません。
「性格が似ている」と思っていたけれども「やっぱり違っていたの?」「いやむしろ正反対?」とかまで思ってしまうこともあるでしょう。
そうなってくると”一緒に居たくない!”とさえ感じてきてしまいます。
自分のいやな部分を目の当たりにしているから見たくない!ということに近いのだと思います。
もちろん全然性格が反対だということに気がついて「合わない」場合もあるかもしれません。
ですが、「性格が似すぎていて居心地が悪いなと感じることもある」という事例も存在するなと感じました。
まぁ自分が「相手と似ている」と思っていても、相手は「私とは違う人」と思っていたとしたら、そこに感情のすれ違いが発生していてぎこちなくなったりもするんですけれどね。
人の心って難しい。
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