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洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく <読書レビュー>

 

洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく

洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく

 

 

洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく
タイトルに惹かれて図書館で借りてきました。

人生につまづいている私としては、「人生がうまくいく」方法を少しでも知りたいと思います。
発行は2010年11月と、今から6年ほど前の書籍ですが、十分読み応えがありました。

まず書籍前半で触れているのが「洗脳」ということについて。
そして書籍後半では「洗脳の解き方」について解説してある感じでした。

私がこの本から拾ったキーワードは大きく3つです。
洗脳」「抽象度」「
詳しくは本を読んで頂くとして、この3点だけ少し書いてみようかなと思います。

 

まず「洗脳」ということについて。
洗脳というと大袈裟なように聞こえますが、言い換えるなら「言葉の縛り」ということでしょう。
生まれてきて親からの教育で受けた言葉、学校教育で先生から受けた言葉。
その言葉によって自分の生き方が縛られている。
言葉に縛られているということは言葉の奴隷になるということ。

言われたことに対して「そういう言葉もあるな」という一歩下がった見方が出来ればいいのですが、それが全てとなってしまうと、それを信じ込んでしまってそれしか見えなくなる。他が見えなくなる。
そういう縛り、洗脳ですね。

また、戦後の占領下における政策・法律においても少し触れられています。
スリーエス(セックス・ソング・スポーツ)なんていう言葉は初めて知ったので、「へぇ」って思いました。

 

ではその「洗脳(束縛)」から解き放たれるためにはどうしたらいいのか。
ということで「抽象度」をあげるということが書かれていました。
これは結構自己啓発本を読んだことがある方ならご存知な方も多いかもしれません。
具体的に見ていたもの抽象的に、客観的に見れるようにするということ。
俯瞰で見下ろすということ。
自分自身をぼーっと頭の上から見下ろす、みたいなことが書いてある本もありますよね。

 

そして最後に「」という概念。
まだ私自身自分の中に納得した考えが持てていません。
色即是空 空即是色」。
「私たちの目に見えているものは、あると思っているけれども、すべて変化していくものであり、本来これという固定したものはなにもない。」という意味だそうです。
それはつまり諸行無常ってこと??

自我が定義不能でそれを「空」というのならば、「束縛を知り、束縛を選んで自我が定義不能と知る」ことが悟り。
というようなことが末に書かれていますが、なにやら難しいです。


言葉を客観的に理解し、一旦取り込んで受け入れて。
その言葉の縛りをそのまま受け入れるのか受け流すのか。
縛られることを選ぶのか、縛られないことを選ぶのか。

そういうことなのかもしれません。
読んでみると面白いですよ。

 

 

洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく

洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく