風邪をひいていても会社に出てこいと言う上司って一体なんなの?
今年の冬の出来事でした。
パートの女性社員が体調が悪くなって早退した翌日。
やっぱり体調が悪くて発熱もしたらしく、社長に「今日熱があるので休みます」って電話した時の出来事でした。
冗談で軽口のつもりで言ったのか、本当にそう思って言ったのか真意はわかりません。
その社長はいつも口調が厳しいというか荒いというかそういう性格なものなので、冗談で言っていたとしても結構キツイ言葉でした。
「熱がある?そんなん知らんて。仕事遅れてしまうで出てきてやって!!」と。
そんなような内容でやりとりをしていました。
聞いているこっちが「キツイ口調で言っているな・・・」と思ってしまうくらいの話し方でした。
結果どうなったか。
その女性のパート社員は責任を感じてしまったのか、熱があるなか出勤してきて仕事を始めました。
性格が真面目な方なので、正面から社長の言葉を受け取ってしまったのでしょう。
熱があるなか車を運転して出社。その行為自体がすでに危ない。
流石にそれはあかんということでみんなで帰るように促しました。
その時、当の社長は不在。どこ行ったんだ??
そしてしばらくしてのこのことやってきた社長。
「◯◯さん来た?」
と、発言。
他のパートさんが「来たけど熱があったので帰ってもらいました」と伝えると「ふうん。」って。
「ふうん。」って何!??
何それ!!!はぁ???
普段頑張ってくれている社員の体調や気持ちよりも仕事のことしか見てないのかと。
誰かが休むことを想定して仕事を回す仕組み作りをしていない会社なのがそもそもの原因であることは目に見えているし、「その人しかできない仕事」を作りすぎてしまっているからこういう結果になるというのに。
小さい会社だからたくさん人を雇う余裕がないことも分けるけれども、仕事を回していく上で、欠員が出た場合どのように対処するべきかあらかじめ考えておかなきゃいけないよね。
小さい会社で納期に追われる仕事を請け負っている会社というのはどこもこういう問題を抱えているものかもしれません。
自分が休んだとしても他に誰かがその分をやってくれるなんていう会社は恵まれている会社なのかもしれません。
しかしパワハラとも取れる発言をし、気遣いのない上司の元で働くというのもなかなか黒い感情が芽生えるものですよね。
こういうところにも「嫌な上司はいるけれどもお金のために働かなければいけない」という精神論がはびこっていそうです。
上司からキツイこと言われても、風邪で気持ちが弱っていたとしても、体調ももちろん不調だったとしても、それでも踏ん張って会社に行かなきゃいけない。
ちょっとでも仕事を進めなきゃいけない。
健気ですね、日本人。
奴隷みたいに働きますね、日本人。
たとえ出社したとしても、仕事にならないかもしれないし、周りの人にうつしてしまうかもしれないのに。
一番いいのは
「無理して出て行こうとしている素振りや演技」をして、体調悪ければ仕事よりも体!!って割り切って爽やかに会社を休んでしまうことでしょうね。
そしてそんな微妙な空気感を出してしまう上司のいる会社からはさっさと辞めたほうがいいのかもしれません。
一言では書き表せないけれども、日本の社会システムはもうあちこちで悲鳴を上げているんですよ。
ここ何十年かのうちに、もっと酷い社会が来ることしか想像できないってなものです。
ぬるま湯に浸かって呑気に構えていると、沸騰した頃には茹って死んじゃうよ。